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MGDワーキンググループ


マイボーム腺機能不全(meibomian gland dysfunction = MGD)という言葉は、 1982年にGutgeselにより初めて使われて以来、マイボーム腺機能に異常をきたした状態を呼称する際に臨床で使用されるようになっている。 実際に眼不快感などの症状を主訴に眼科を訪れる患者の内のかなりの割合でMGDがその原因となっており、 多くの患者でquality of lifeの低下を引き起こしていると考えられる。このようにMGDは臨床的に重要な疾患であるにもかかわらず、

@炎症や常在細菌の関与を伴う場合と伴わない場合があり臨床像が多様である。
A軽症例から重症例まで重症度が広範囲にわたる。
Bこれまで定義や診断基準がなかった。
C効果的な治療が少ない。
などの理由で、眼科一般臨床においてあまり大きな注意を払われてこなかった。

こうした背景をもとにMGDの定義や診断基準を作成しようという動きが国内に生まれ、 2008年からドライアイ研究会(世話人代表:坪田一男)のもとにMGDワーキンググループ(代表:天野史郎)が作られた。 MGDワーキンググループはこれまでに数回にわたる全体会議を行い、MGDの定義、分類、診断基準、検査法のreview、 治療法のreviewに関して以下に示す内容をまとめたので、ドライアイ研究会のホームページに公開することとなった。

マイボーム腺機能不全の定義と診断基準
※論文の著作権は、『あたらしい眼科』に帰属します。


<<MGD検査法のreview>>
細隙灯検査(横井・京都府立) (PDF)
Meibum (田・東京歯科大) (PDF)
Meibography (有田・東大) (PDF)
Confocal microscopy (松本・慶應大) (PDF)
DR-1(後藤・鶴見大) (PDF)
マイボライン(山口・愛媛大) (PDF)
マイボメトリー(小室・京都府立) (PDF)
Lipid chemistry (山田・東京医療センター) (PDF)
蒸発量(後藤・鶴見大) (PDF)
BUT(堀・東邦大) (PDF)
自覚症状質問表(天野・東大) (PDF)

<<MGD治療法のreview>>
Warm compression(松本・慶應大) (PDF)
Lid hygiene, lid massage(高・大阪大) (PDF)
抗炎症薬(山口・愛媛大) (PDF)
油性軟膏(後藤・鶴見大) (PDF)
Sex hormone(鈴木智・京都府立) (PDF)
食事療法(天野・東大) (PDF)

<<meibum所見のビデオファイル>>

@正常者のmeibum
拇指の圧迫で透明でさらさらとしたmeibumが分泌される。
動画

AMGD患者のmeibum
拇指による圧迫ではmeibumは全く分泌されず、吉富式圧迫セッシによる圧迫で白色に混濁した練り歯磨き状のmeibumが分泌される。
動画

B重症MGD患者のmeibum
拇指による圧迫でも吉富式圧迫セッシによる圧迫でもまったくmeibumが分泌されない。
動画



 
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